学習方法

社会の学習について

こんにちは。

久留米市の西鉄久留米駅から徒歩1分、新古賀病院の向かい側、

明善高校 久留米高校 公立上位高校受験専門塾 久留米まなび舎の塾長です。

当塾は自由度の高い個別指導スタイルの学習塾です。

 

社会の学習法について考える

社会は暗記科目と言われます。

 

他の教科に比べれば暗記しなければならないことが多いのは事実です。

 

しかし、社会は暗記科目だと思うことが、社会を苦手にしている大きな原因にもなっています。

 

社会も、暗記する前に理解しなければならないことがあります。

例えばアメリカの農業の分布は適地適作で気候と密接に結びついていますが、
単純暗記ではすぐに忘れてしまいます。

 

実は、私達が忘れたという時のほとんどは思い出せないだけで、記憶自体は頭の中にある場合が多いです。

例えば、自分が小さかった時のことはほとんど覚えていないと思いますが、
完全に忘れたと思っていたことでも、小さなころの写真を見ると、次から次にいろいろなことが思い出されてくるという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

それは、思い出せないだけで、実は私達の頭の中にはたくさんの記憶があり、何かきっかけがあれば思い出せる状態であることを意味しています。

つまり、覚える力はとても強いが、思い出す力が非常に弱いのです。

因果関係を理解していれば、いろいろな事項を関連付けて覚えていることになります。

仮に思い出したいことがすぐに浮かんでこなくても、思い出せることから順番に考えていくと、どんどんつながって思い出すことができたりします。

理解して覚えると忘れにくいと言われるのは、実は覚えやすいというよりも思い出しやすいということなのです。

社会の勉強でも、ただ覚えるだけではなく、理解してから記憶することで、思い出しやすい状態を維持することができるのです。