学習方法

声に出して読む

こんにちは。

久留米市の西鉄久留米駅から徒歩1分、新古賀病院の向かい側、

明善高校 久留米高校 公立上位高校合格専門塾 久留米まなび舎の塾長です。

当塾は自由度の高い個別指導スタイルの学習塾です。

 

小学生の音読

小学低学年の時に十分に音読を繰り返しておかないと文章を読んでも理解できません。

 

 

人は、文字言語をそのまま認識する能力は持っていません。音声言語としてしか言葉を理解できないのです。

 

音声言語は人類の歴史の中で長く使われてきましたが、文字言語が一般に普及したのはこの100年ほどのことです。

 

文字言語を文字言語のまま理解する能力を獲得するには歴史が短すぎるのです。

 

音声言語は、人類の言語としてできあがる前から、ライオンの吠える声や狼の吠える声は危険の合図だと言う形で、人類誕生以来使われてきています。

 

 

音読を繰り返し、黙読をしても頭の中で音が響くようになるまで練習しないと 黙読では文章の意味を読みとれません。

 

子供たちの間では、読解力は、黙読で十分理解できるレベルから全く理解できないレベルまで段階的に続いているのです。

 

この中間のレベルでは、文章が全く理解できないわけではないが、理解が難しいと言う領域もあります。

 

読解力を確認するには音読をさせてみるとすぐに分かります。

 

まず、話し言葉のスピードですらすら読めるのかを確認します。音声言語である話し言葉のスピードで読めないと文章は理解できません。遅すぎると言語にはならないのです。

 

次に、助詞を飛ばさずに読めているかを確認します。「・・・は」とか「・・・が」とかです。

 

日本語は助詞をしっかりと把握できないと、文章の意味が違って解釈されてしまいます。この助詞を正確に読みとれないで、飛ばしてしまう子供たちは意外と多いのです。

 

次に、それ以外の部分も正確に読めているのかを確認します。

 

読みなれていないと文字を飛ばして読んでしまうことがあります。一文字飛ばしただけで、意味は分からなくなってしまいます。

 

小学4年生では、三分の一くらいの生徒がしっかり読めない状態になっています。

 

このような状態を確認したら、すらすら読めるようになるまで繰り返し音読の練習をする必要があります。

 

中学生になると、思春期に入り、恥ずかしがって音読を嫌がるようになりますので、小学生の間に音読をさせて、すらすら読める状態を作っておく必要があります。